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ゴミ屋敷片付け

ゴミ屋敷を放置するリスクとは?最速最安で片付けるための方法について

ゴミ屋敷を放置するリスクとは?最速最安で片付けるための方法について

近年テレビなどでも取り上げられて問題となっているゴミ屋敷問題ですが、ゴミ屋敷にはゴミを放置するだけではなく様々な問題やリスクが潜んでいます。

ここでは、ゴミを部屋に放置したままにする原因や、ゴミを放置したままにすることでのリスク、ゴミ屋敷を安く早急に片付ける方法や注意点など解説します。

目次

ゴミを部屋に放置したままにする原因

ゴミ屋敷のゴミをキレイに掃除したとしても、ゴミを放置したままにする原因を理解しなくては再び同じことの繰り返しになる可能性があります。

同じ過ちを繰り返さない為にも、ゴミ屋敷になるまで放置してしまう原因や理由を確認しましょう。

ゴミが片付けられない原因としては、以下のようなことが挙げられます。

物を片付ける事が苦手

家族などと複数人で生活している場合には、自分以外の人が掃除をしてくれることもありますが、1人で生活する環境になったことをきっかけに、急にゴミ屋敷を作ってしまう方もいます。

また、注意欠如・多動症(ADHD)などのような方は、物事に優先順位をつけることが苦手なため、何から片付けたら良いか分からずゴミの処分に関しても後回しにしてしまい、ゴミが放置されたままになることがあります。

使わない物をもったいないと思い捨てられない

特にご高齢の方に多い傾向にあるのが、物がない時代を経験しているので捨てることに抵抗があることです。

物を大切に使用することは非常に大切なことではありますが、使えないものや機能を果たしていないものを保有していても活用することはできません。

使える物であっても、使っていないものなどは価値あるうちに売ってしまうなど処分方法を決めておかないと、いつの間にか使えるものも使えなくなり保有しているうちに価値すら無くなってしまいます。

定期的に整理していかないと、徐々に物が多くなってきて次第に捨てることもできない状態になり結果的にゴミ屋敷になってしまいます。

もったいないという考えは大切にしつつも、家の収納の中で対処できない収納品は定期的に処分を検討する必要があります。

生活が不規則で捨てる時間がない

仕事やプライベートが多忙で、片付けることに時間を割けない場合にもゴミが溜まりやすくなります。

不規則な生活なので、ゴミ捨て日などのタイミングを逃してしまい定期的にゴミを捨てる事ができなくなります。

来週捨てれば良いなどと考えていると、それがさらに翌週に伸び最終的には捨てる事が億劫になりゴミ屋敷を作り上げてしまいます。

自治体などで決められたごみ収集日に捨てることができないのであれば、ご自身で休みの日にゴミ処理場に持ち込むか、ごみ回収専門業者などを呼び対処する必要があります。

感受性が強く疎外感や孤独感に苛まれている

人よりも感受性が強く疎外感や孤独感に苛まれている方などは、人との繋がりが苦痛になり自宅に閉じこもってしまうこともあります。

家族や社会から孤立してしまい、その寂しさや虚しさを埋めるために次第にゴミを溜め込んでしまう傾向にあるようです。

よくあるケースとしては、転勤などでの新しい環境に慣れずに安心感を得るため物が徐々に増える場合や、ご高齢の方が家族や友人を亡くした寂しさを物に包まれることで心を埋めるケースなどがあります。

認知・判断能力が欠如している

ご高齢になると、どうしても物事を判断する能力が落ちてしまいます。

特に認知障害などの場合には、捨てるものと必要なものの区別がつかなくなるので、ゴミが増える一方になります。

特に単身の高齢者などでは、誰にも相談できる状態ではないので結果的にゴミ屋敷として収集がつかなくなってから近隣住民より通報され発覚することがあります。

ゴミ屋敷にしてしまう心の病は、認知障害以外にも以下のようなものがあります。

病の例症状
強迫性障害(OCD)繰り返し頭に不快なイメージが浮かんだり、そのイメージを打ち消す行動をとってしまうので、掃除の際に注意が削がれ集中できない状態になる
統合失調症幻覚や妄想が起こり、考えがまとまらなくなるので、ゴミ屋敷を認識できない
セルフネグレクト無気力で生きることにも意欲がなくなるので、健康な生活や環境に無頓着になる
ためこみ症多くの方が不必要なものでもまだ使えると感じ、捨てるのに抵抗を感じる症状でゴミを捨てられない
買い物依存症買い物することを自分でコントロールできなくなり、必要ないものを繰り返し購入してしまう

経済的に課題がある

生活が困窮しており粗大ゴミなどの処分費用が払えないことや、自治体の専用ゴミ袋を購入するのにためらいがあるなどのような問題でゴミを捨てられないケースもあります。

また、生活困窮者に関してはゴミ屋敷になってしまった際にも、処理費用が払えないなどの問題もあります。

ゴミ屋敷のまま放置するリスクとデメリット

ゴミ屋敷のまま放置するリスクとデメリット

ゴミ屋敷になる原因を解説しましたが、ゴミを片付けないことで発生するリスクは思ったよりも大きく、ご自身だけではなく周囲にも迷惑をかけることに繋がります。

ここからは、ゴミを放置したままにすることで発生するリスクを紹介します。

害虫や悪臭が発生することによる健康被害

ゴミ屋敷を放置するリスクとしては、害虫や悪臭による健康被害が挙げられます。

ゴミ屋敷では、食べ残しなどの生ゴミを放置しておく事が多く、これらが長期間放置されることで腐敗が進み悪臭を放ちます。

また、放置されたゴミはゴキブリ、ネズミ、ダニ、などの害虫害獣を呼び寄せて最終的にゴミ屋敷が害虫獣害の温床になります。

このような害虫害獣の糞尿が蓄積されて、病原菌やアレルギーの原因物質を撒き散らします。

火災発生のリスクが高まる

ゴミ屋敷に放置される物の多くは、燃えやすい物品でできています。

ゴミ屋敷ではない家においても火災のリスクは常にありますが、ゴミ屋敷は火が燃え広がりやすく一度火災が発生してしまうと近隣にまで大きな被害を出す恐れがあります。

また、ゴミ屋敷のようにゴミが積み重なった状態では、屋内外への出入りが簡単にできないので緊急時に容易に逃げる事ができなくなります。

近隣住民とトラブルになる

ゴミ屋敷に関する問題は、ゴミ屋敷に住んでいる住人だけの問題ではなく隣近所に住む住人への悪影響もあります。

マンションなどの場合に、害虫害獣はゴミ屋敷だけ徘徊するのではなく当然ベランダなどから隣の家にも侵入します。

また、悪臭なども避ける事ができない問題となっています。

万が一、隣から溢れたゴミが隣人の敷地に入ったり、健康被害を発生させた場合には、ゴミを所有している方に対して損害買収請求などを行うケースもあるので注意が必要です。

行政指導の対象になる

ゴミ屋敷に関しては近年深刻な社会問題となっているので、住民が危険と感じるような深刻な状態の場合、各都道府県の自治体や行政が介入して立ち入り調査や助言・指導などを行い、解決の手助けをします。

それでも住人が従わない場合には、行政による「行政代執行」が行われることがあります。

行政代執行が行われると、行政が強制的にゴミ屋敷の清掃や撤去を行うことができます。

行政代執行になると、地域にもその情報が知られてしまうので社会的信用の損失に繋がり、仕事にも影響する恐れもあります。

【参考】ごみ屋敷に関する条例 | 法制執務支援 | 条例の動き(一般財団法人地方自治研究機構)

ゴミ屋敷を安く早急に片付ける方法

ゴミ屋敷を安く早急に片付ける方法

ゴミ屋敷の掃除をするには、多くの時間と労力の他に処分するための費用がかかります。

長期間ゴミ屋敷の状態を放置してしますと、前述のようにご自身や近隣トラブルが発生して、最終的に行政代執行を受けます。

そのため、できるだけ早急に対処する必要があります。

ゴミ屋敷の対処方法は、一般的に以下のような方法になります。

できるだけ安くコスト重視で片付ける方法

最も安価にゴミ屋敷のごみを処分する方法は、時間がかかってもご自身でコツコツ処分する方法です。

必要なものと処分するものを細かく分別し、地域のゴミ捨て日のタイミングに合わせて処分します。

ゴミを捨てることができる日は地域によって決まっているので、事前に分別から処分までの計画を立てて片付ける必要があります。

高価な費用が発生してでもすぐに作業を終わらせる方法

ゴミ屋敷の掃除を終わらせないといけない期日が決まっている場合や、行政処分を受けて早期に処理する際にはゆっくり選別しながら処分する時間がありません。

ゴミ屋敷の掃除は、多くの不用品があるので基本的に選別や処分は人海戦術で取りかかります。

多くの人数を掃除に投入することで、早期に作業を終わらせることができますが、その分人件費がかかり処分費用は高価になります。

なるべく安くゴミ処理専門業者に依頼するバランスのよい方法

出費を抑えながら、できるだけ早期にゴミ処理をしたい場合には、不用品の買取も行う業者を選定すると良いでしょう。

ゴミ処理をしながら買い取ることができる物に査定をつけて、最終的に発生したゴミ処理費用から相殺することで安価に対応することができます。

その際には、事前にご自身で必要なものと不必要なものを仕分けしておくことで更に作業が早く終わるので効率的でしょう。

ゴミ屋敷の住人を説得する必要がある場合は

ゴミ屋敷の住人を説得する必要がある場合は

ゴミ屋敷の住人が自らゴミ処分をおこなう場合は問題ありませんが、家族や親族が代わって掃除をする際には住人の許可が必要なので説得する必要があります。

また、再びゴミ屋敷にしないように住人へのフォローが必要です。

ゴミ屋敷になった現状を否定しない

前述にて解説したように、ゴミを部屋に放置してしまう原因として孤独感や疎外感なども挙げられます。

ゴミ屋敷の現状を真っ向から否定して話を進めようとすると、完全に意固地になり話が前に進まなくなる可能性があります。

本人にとってはゴミではなく必要であると思って置いている物に対して「これはゴミでしょ?」「使っていないならいらないでしょ?」などと否定的に聞くと逆効果になる話すら聞いてくれなくなることがあります。

環境に変化があるタイミングで相談する

ゴミ屋敷の住人が、ゴミ撤去の必要性を感じるタイミングまで辛抱強く待つのもひとつの方法です。

老人ホームに入ることになった場合や、訪問ヘルパーが決まった場合など生活が変化したタイミングなどでは、自然に掃除の必要性を感じることができるでしょう。

また、環境の変化に伴いゴミ屋敷であるという認識ができていなかった場合も、環境が変わり客観的にご自身の部屋を確認するきっかけにもなり、ゴミ屋敷である現状を理解し前向きになれることがあるので心に寄り添い時間をかけて対話しましょう。

使用頻度が低い部屋から掃除を始める

ゴミ屋敷になると、特に家の中での活動スペースが限定されます。

最終的には自分のパーソナルスペースでしか活動しなくなるので、普段使用していない部屋からであれば片付けることに賛同してもらえるケースもあります。

メインの部屋からではなく、離れた部屋から片付けを始めて最終的に家全体まで掃除範囲を広げるという方法もあります。

部分的にキレイな部屋を見せると、心も晴れやかになり、掃除に対しての考えも改めることもあります。

ゴミ屋敷を片付ける際の注意点

ゴミ屋敷を片付ける際の注意点

ゴミ屋敷を片付ける際の注意点は、以下のようなことがあります。

軍手やマスクの着用を忘れない

ゴミ屋敷は、不用品を含めて何が放置されているかわかりません。

前述のように虫や害獣の糞尿などもあるので、自身を守るためにも軍手とマスクの着用は必須です。

また、ご自身で掃除をする際には服装に関しても長袖長ズボンを着用して完全防備での作業が必要です。

ゴミ処分のルールを守る

ゴミ屋敷を片付ける際に出てきたゴミは、燃えるゴミや燃えないゴミなど地域のゴミ分別のルールを守り処分する必要があります。

急いでゴミ処理をおこないたい気持ちは理解できますが、ゴミ出し日以外に処分すると回収してもらえないばかりか近隣住民に通報される可能性もあります。

特にテレビ、冷蔵庫、エアコン洗濯機などのリサイクル家電は、通常の燃えないゴミとは異なり回収してもらうことができません。

リサイクル料金を支払い、適切に回収してもらう必要があります。

ゴミ回収専門業者を利用する際には、リサイクル料金のみ負担で他のゴミと一緒に回収してもらえるのでとても便利です。

重い物の運搬は無理をしない

ゴミ屋敷の掃除は、できるだけ早急に終わらせたいものです。

そのため、重たいものも頑張って1人で運んでしまおうと無理をすることもあります。

運搬中に部屋を傷つけたり、荷物を落として思わぬ怪我をする可能性があります。

ご自身や友人だけでの作業で人手が足りない場合などは、無理せずにゴミ処理専門業者に頼む選択肢も検討すると良いでしょう。

ゴミ屋敷の生活に戻らないためにできること

ゴミ屋敷の生活に戻らないためにできること

ゴミ屋敷を放置しておくと、様々なリスクや注意点があると解説しました。

再びゴミ屋敷の状態に戻さないためにも、次のようなことに気をつけておきましょう。

床にゴミや物を置かない

床に物が散らばっている状態は、整理整頓の面であまりよくないとされます。

特に少量のゴミが散らばっている状態が続くと、次第にゴミが散乱していることに慣れてしまいどんどんゴミが増えてしまいます。

ゴミはゴミ箱に入れる習慣や、床に物を置かずに定位置に掛けるなど対策をすると散らかりにくい部屋になります。

ゴミをゴミ箱に入れる習慣がない方は、まず各部屋にゴミ箱をひとつ置いて不要になったものは必ず捨てる習慣をつけることから始めると良いでしょう。

定期的に断捨離する

決まった収納スペースに入る程度の荷物であれば、部屋はゴミ屋敷になることはありません。

収納スペースを超えて荷物を保管しているうちにどんどん荷物が増えて、気づくとゴミ屋敷に近い状態になっていることがあります。

そのため、1つ何かを購入したら1つ不要なものを捨てる取り組みや、3ヶ月使用しないものを定期的に捨てるなどの断捨離をおこなうと部屋は散らかりにくくなります。

捨てることが苦手な方は、人に譲るなどのようなことから始めるのも良いかもしれません。

定期的に家に人を呼ぶ

ゴミ屋敷にしないためには、定期的に家に人を呼ぶことが効果的とされます。

自分一人で生活していると、掃除などは明日でよいかなどと後回しにしてしまいがちです。

定期的に家族や知人友人などを呼ぶことで、強制的に掃除をしなくてはならないタイミングを作るとよいでしょう。

他人の目が入ることで、自然と部屋がキレイな状態を保とうとすると共に、交流することで孤独感などが軽減する効果も見込めます。

ゴミ屋敷になる前にごみ処理専門業者に頼む

一度キレイな部屋になったら、再びゴミを溜め込まないようにする必要がありますが、お掃除が苦手な人もいます。

そのような場合には、半年に一度などのタイミングでごみ処理専門業者に不用品の回収をお願いしてみましょう。

ごみ処理専門の業者は、ごみを溜め込まない秘訣やポイントなども熟知しているので相談してみてもよいかもしれません。

まとめ

ゴミを部屋に放置したままにする原因や、ゴミを放置したままにすることでのリスク、ゴミ屋敷を早急に片付ける方法や注意点など解説しました。

ゴミ屋敷は精神や健康の面でよいことは1つもありません。

ましてや、近隣住民やご家族などにも迷惑をかけることがあります。

ひとりで解決できない時は、家族や友人に頼ると楽になるのでよいでしょう。

ゴミがご自身などで処理できないレベルの場合には、ごみ処理専門の業者に見積もり依頼だけでもしてみてはいかがでしょうか。

ゴミ屋敷にはどのような健康リスクがありますか?

ゴミ屋敷には、ホコリ・カビ・ダニ・害虫(ゴキブリ・ネズミなど)が大量に発生するため、アレルギー、喘息、皮膚炎、感染症などの健康問題を引き起こすリスクがあります。さらに、散乱物による転倒や大怪我の可能性も高まります。

ゴミ屋敷が引き起こす精神的・社会的な影響にはどのようなものがありますか?

ゴミ屋敷に住み続けると、視覚的ストレスや自己嫌悪、不安感が蓄積し、うつ症状や不安障害のきっかけになることがあります。また、近隣住民への悪臭や害虫の影響でトラブルとなり、社会的孤立が進む可能性もあります。

ゴミ屋敷を放置することでどんな社会的・法的リスクがあるのでしょうか?

ゴミ屋敷が近隣の景観や衛生環境に悪影響を与えると、自治体からの行政指導や苦情が入り、改善が見られない場合は行政代執行で強制的なゴミ撤去が行われ、その費用が住人負担となることがあります。さらに、火災や避難路の塞がれによる災害リスクも増大します。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷専門業者片付けコミットの代表

片付けコミット 代表取締役

土居 将人

元々リフォーム関係(職人)を10年経験し、その後訪問買取業に従事し、ゴミ屋敷や不要品の課題やお悩みを目の当たりし、何とかしたいという想いで、独立し延べ10,000部屋以上の片付けや清掃の携わってきた。

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