「実家の片付けを業者に依頼した場合費用はどれくらいかかるの?」
「業者に実家を片付けてもらうときどんなことに気を付ければ良いの?」
「実家を片付けたいとき、どこに相談すれば良いのか分からない」
ここでは、上記のように実家の片付けでお困りの人に、業者の費用相場や依頼先、費用を抑えるポイントなどを解説します。
実家の片付けを業者に依頼するメリットも押さえて、業者の利用を検討してみてください。
実家を片付けたい、すぐには帰れないので片付けに困っているようなときに参考になる内容となっています。
目次
実家の片付けを業者に依頼した方が良いケース
実家の片付けに関しては、子どもが帰ったときに様子を見て片付けられる範囲である場合もあります。
一方、手に負えないほどの状況になっており、自分たちで片付けが難しいというケースもあるのが事実です。
そこで、どのような状況において実家の片付けを業者に頼んだ方が良いのか確認していきましょう。
主に、次に挙げるような状態の場合は、業者に片付け作業を依頼するのを検討してみてください。
- すでにゴミ屋敷になっている
- 遠方でなかなか片付けに行けない
それぞれのケースについて詳細をみていきます。
すでにゴミ屋敷になっている
実家がすでにゴミ屋敷になっているようなときは、自分たちで片付けるのには限界があります。
足の踏み場もないくらい、また天井までゴミが積みあがっているような場合は、自分たちで整理していこうと思ってもなかなか難しいでしょう。
さらに、家の外にまでゴミや不用品があふれている状態では、何からどのように片付けていけば良いのかわからなくなってしまい、思うように作業が進められないはずです。
このように、すでにゴミ屋敷化している実家を片付けるとき、専門業者に頼んで一気に片付けてもらうのがおすすめです。
遠方でなかなか片付けに行けない
実家が遠くて親の様子を見に行くことができない、そのため一緒に片付けをするのが難しい、そんなときも片付け業者に頼むのがおすすめです。
実家の地域に対応してくれる業者を選べば、片付けの悩みに沿ってきちんと対応してもらえます。
ゴミがあふれるほど散らかっている実家だと、何度も足を運んで片付け作業をしなければなりません。
遠方に住んでいると、そのように頻繁に実家に戻って片付けをするのは大変です。
実家が遠くて片付けに帰れないというときに頼りになるのが、片付け業者です。
実家の片付けを業者に依頼した際の費用相場
実家の片付けは、すでにゴミ屋敷になってしまっているときや遠方で頻繁に様子を見に行けないとき業者に頼むことで解決が可能です。
片付け業者は、不用品処分や整理整頓などを得意としているので、様々な状況の部屋であっても確実に片付けてくれます。
一方、このとき気になるのが、業者に依頼した際の費用相場です。
ここでは、部屋の間取りごとと不用品回収の際に適したパックプランごとに費用相場をまとめました。
実家の間取りや不用品の量から、どれくらいの費用がかかりそうかチェックしてみてください。
~間取り別~
間取り | 費用相場 |
---|---|
1R/1K | 30,000円~60,000円 |
1DK~1LDK | 50,000円~90,000円 |
2DK~2LDK | 100,000円~240,000円 |
3DK~3LDK | 150,000円~200,000円 |
4DK~ | 200,000円~ |
実家が一軒家の場合は、20万円程度の費用が発生する可能性があります。片付け業者のサービスにはゴミの分別や回収、部屋の掃除など多岐にわたるので、その分費用がかかる傾向にあります。
~不用品回収に適したパックプラン別~
プラン | 費用相場 |
---|---|
Sパック 軽トラック程度 | 25,000円~40,000円 |
Mパック 1.5tトラック程度 | 40,000円~60,000円 |
Lパック 2tトラック程度 | 60,000円~80,000円 |
LLパック 4tトラック程度 | 80,000円~ |
パックプランは、単純に不用品の量に応じてトラックの容量が決まっていきます。
実家が一軒家でゴミ屋敷となっている場合は、LパックやLLパックのプランで対応してもらうことになるでしょう。
実家の片付け費用内訳
実家の片付けを業者に頼んだ場合、間取りや不用品回収のパックプランによって相場が異なり、実家の状況からもかかる費用は変わってきます。
また、費用相場と合わせて内訳についても細かく把握しておくことが大切です。
以下を参考に、片付け業者に依頼した際どのような費用が含まれるのか確認しておきましょう。
- ゴミや不用品の分別、搬出作業
- 車両費
- 人件費
- オプション料金
車両費は、トラックのサイズが大きくなるほど高くなっていきます。
実家の片付け作業に多くのスタッフが必要になる場合、人件費も余分に発生することになります。
片付け費用のプランや費用目安を調べる際は、どのような費用が含まれているのかも知った上でどこの業者に依頼するか考えることが大事です。
実家の片付け費用が高額になるケース
実家の片付けでは100万円かかったといった話を耳にすることがありますが、それほど高額になるのはかなりのゴミ屋敷である場合です。
一軒家である際の片付け費用相場は20万円~が目安となっていますが、100万円もかかるのはかなり稀なケースといえます。
それでもそんな単位の費用を請求されたら困るという人のために、実家の片付け費用が高くなるケースについて特徴を記載します。
以下のような状況では、100万円までとはいかなくても数十万円の費用が発生してくる可能性が高いです。
- 実家にあるゴミの量が大量で、2tトラックや4tトラックが数台必要
- 片付けの際にスタッフが6人以上必要
- 実家の片付けに6時間以上の時間がかかる
- 3LDK以上の広い間取りである
実家が一軒家だと、3LDK以上であることが多いです。
さらにゴミの量が大量で片付けに多くのスタッフが必要になると、その分費用はかさんでいくことになります。
実家の片付け費用は誰が支払うのか
実家の片付けは、自分たちでは対応しきれず、業者に相談することになる場合があります。
このときあまりに高額な費用が発生すると困ってしまいますが、実家の状況によっては数十万円程度の費用を請求されることがあるでしょう。
実家の片付け費用に多くの費用がかかるとき、その費用を誰が支払うのかが問題にもなってきます。
それぞれの家族状況などによって異なりますが、実家の片付け費用については以下に該当する人が支払うケースが多いです。
- 親
- 子どもなどの相続人
- 連帯保証人
親自身が支払うこともあれば、子どもなどの相続人が片付け費用を支払うこともあるのです。
また、実家に住む親の連帯保証人になっている人にも、片付け費用を支払う義務が発生してきます。
実家の片付けに高額な費用がかかると誰が支払うのかという問題が出てくるので、その点もよく理解しておきましょう。
実家の片付けの依頼先について
実家の片付けを業者に頼むとき、どこに依頼するのが良いか悩んでしまいます。
どのような業者が実家を片付けに来てくれるのかも、気になるところです。
実家の片付けの依頼先としては次の4つが挙げられるので、業者それぞれの特徴について押さえておきましょう。
- ゴミ屋敷片付け業者
- 不用品回収業者
- 遺品整理業者
- 特殊清掃業者
ゴミ屋敷片付け業者
実家の片付けは、ゴミ屋敷片付け業者に相談すると対応してもらえます。ゴミ屋敷片付け業者は、どんな状況であっても確実に片付けてくれるのが魅力です。
家からあふれてくるほどのゴミ屋敷、害虫が発生している部屋、特殊清掃が必要な空間など、様々なケースに柔軟に対応してもらえるのが特徴です。
ゴミ屋敷片付けのプロが在籍しているため、短時間でゴミを片付け掃除までも実施してくれます。
普通の掃除ではきれいにならない箇所については、ハウスクリーニングや特殊清掃にてより確実に汚れを落としていってくれます。
不用品回収業者
実家に大量のゴミや不用品があってそれらを一度に処分したい場合は、不用品回収業者に相談する方法もあります。
不用品回収業者には不用品回収のプロが揃っているので、効率よく不用品の分別から搬出までを引き受けてくれます。
重たい家具や家電など、実家を片付ける際に処分したいと考えているものを、一度にまとめて回収してもらえるのがメリットです。
諸経費が含まれているパックプランを提供している不用品回収業者に依頼すると、格安料金で実家の中にある不用品を回収してもらえます。
処分の仕方がわからない不用品がたくさんある、自治体で処分するのも大変、できるだけ早く不用品を処分してしまいたいといった悩みをあっという間に解決してくれるのが不用品回収業者です。
遺品整理業者
遺品整理業者も、実家の片付けに親身になって対応してくれます。
実家の親が亡くなった、家を整理しなければならなくなったようなときに相談できるのが、遺品整理業者です。
遺品一つずつを丁寧に仕分けし、大切なものはきちんと残し、不用品は回収してくれます。
貴重品の探索も行なっているので、実家で探しているものがあるけれど見つからないと困っているときにも相談でき安心です。
遺品整理士の資格を持ったスタッフが在籍している業者を選ぶと、より安心して作業を任せられるでしょう。
親が亡くなり実家を片付けなければならないけれど、何からしたら良いかわからず手つかずになっているようなときは、遺品整理業者に尋ねてみてください。
特殊清掃業者
実家が片付け業者を依頼しなければならないほどの状況である場合、部屋の中が汚れている可能性も高いです。
通常の掃除では落とせない汚れが染みついていることもあります。
そのようなときは、特殊清掃業者に相談することで、なかなか落とせない汚れについても確実に取り除いてもらうことが可能です。
部屋の消臭・除菌や害虫駆除、汚損物の撤去など、どう掃除を進めていけば良いかわからないときに頼りになります。
長年ゴミ屋敷状態であった、実家で親が亡くなり気づくまでに時間がかかったといったケースでは、特殊清掃業者に依頼して清掃を依頼するのがおすすめです。
プロの力で、家の中を徹底的にきれいにしてくれます。
実家の片付けを業者に依頼するメリット
実家の片付けを業者に依頼した際の費用相場や内訳、どのような業者に依頼すれば良いのかなどをみてきましたが、ここでは業者に実家の片付けを依頼するメリットについて考えていきます。
実家の片付けを業者に頼むと、こんなメリットが得られます。
- 短時間で実家を確実に片付けてもらえる
- 不用品の処分まで任せられる
- 片付けによる負担が軽減される
メリットについて、詳細をみていきましょう。
短時間で実家を確実に片付けてもらえる
専門業者に実家の片付けを依頼すると、短時間で確実に片付けてもらえます。
ゴミや不用品があふれていたり汚れている箇所があるとき、どこから作業を始めれば良いか悩み、結局片付けきれないことが起こりがちです。
業者なら、現状を確認した後にどんな作業が必要かを考え、効率よく片付け事を進めていってくれます。
自分たちでしようと思ったら数日かかるような片付けも、業者に頼むと1日のうちの数時間だけできれいな状態へと変えていってくれるのです。
できるだけ早く確実に実家を片付けてしまいたいと考えるとき、助けになってくれるのが片付け業者です。
不用品の処分まで任せられる
片付け業者は、ただ部屋をきれいに整頓してくれるだけではありません。
実家から出てきたゴミや不用品の処分までも引き受けてくれます。
不用品の分別や捨て方は自治体のルールに沿って進めなければならず、まとめて片付けるのが難しいことが多いです。
片付け業者は、家の中に不用品の分別から処分まですべて任せられるので、片付けで出た不用品の処分方法で悩む必要がありません。
種類問わず様々な不用品を回収しているため、実家にある不要な物をすっきり片付けられます。
片付けによる負担が軽減される
実家の片付けは、物が多くあったり汚れている箇所がひどいと、その分作業が大変になります。
いざ片付けようとしても、親や子どもにかかる負担は大きくなるばかりです。
身体的に疲れが溜まるだけでなく、精神的にも滅入ってしまう場合があります。
そのようなときも業者に相談することで、片付けに関する負担を抱えずに済むので安心です。
片付け事をすべて任せることができるので、負担が軽減され、疲労やストレスを溜めないで済みます。
実家がかなり散らかっているという場合、自分たちですべて片付けようとすると大きな負担がかかるため、業者に相談して片付けを手伝ってもらいましょう。
実家の片付けを業者に依頼するときの注意点
実家の片付けは、業者に依頼すると短時間できれいに片付いていきます。
メリットがたくさんある片付け業者ですが、依頼するにあたっていくつか押さえておきたい注意点もあるので以下をご確認ください。
業者に丸投げしない
片付け事に関して幅広く対応してくれるのが片付け業者ですが、すべて丸投げするのはおすすめできません。
自身にとって大切な物や見られたくない物がある場合は、事前に移動させておくと良いです。
また、実家の片付けということで、親戚などにも一言伝えておくと安心です。
実家には親戚が住んでいた可能性もゼロではないので、家と関わりのある人には事前に伝えておくとトラブルを避けられます。
個人情報の取り扱いに慎重な業者に依頼する
実家の片付けを業者に依頼するとなると、片付け作業の際に個人情報が記載されている物が見つかることもあります。
業者自身も個人情報の取り扱いには細心の注意を払っていますが、本人に確認しないことには重要書類であるかどうかは判断できません。
そのため、個人情報に関する物についてはあらかじめ整理しておき、自身で管理しておくようにしましょう。
片付けの最中に個人情報に関する物が出てくることもあるため、業者に来てもらう日は自身も近くにいるようにするとすぐに対応できます。
実家の片付け費用を安くするポイント
実家の片付け費用は、不用品の量や汚れ具合などによって左右されます。
しかし、多くの人ができるだけ安く実家を片付けたいと考えているでしょう。
そこで、実家の片付け費用を安くするポイントについてご紹介します。
以下のポイントに注目しながら、実家の片付けについて検討してみてください。
- 自分たちで事前に片付けをしておく
- 相見積もりをとる
- 繁忙期を避けて依頼する
- 不用品の買取を依頼する
自分たちで事前に片付けをしておく
業者に依頼する際の片付け費用を安く抑えるには、自分たちで事前にある程度片付けをしておくと良いです。
明らかにゴミとわかる物は自治体のルールに沿って捨てておくだけでも、当日の作業量を減らせるので費用を抑えることができます。
実家まで比較的通いやすい、両親が元気なのでゴミ出しはできるという状況なら、業者に依頼する前に自分たちのできる範囲で物を整理・処分しておきましょう。
相見積もりをとる
費用面においてより納得できる業者に依頼するためには、相見積もりをとることも大切です。
相見積もりとは、複数の業者で見積もりをとり、料金やサービス内容などを比較することです。
気になる業者が見つかった時点で、順に見積もりを出してもらいましょう。
このとき、先述した費用相場をもとに実際に見積もりをとると、提示された金額が妥当であるか判断しやすいです。
相見積もりは内訳やスタッフの対応も確認できる機会なので、ぜひ利用して業者を比較・検討するようにしてください。
繁忙期を避けて依頼する
繁忙期を避けて片付け業者に依頼することも、実家の片付け費用を安く抑えるポイントです。
片付け業者の繁忙期は、引っ越しシーズンとなる3月~4月です。
また、大掃除や片付け事を行なう人が多い年末も需要が高まる時期といえます。
このような時期に依頼すると、いつもより費用が高くなるのでご注意ください。
できるなら繁忙期を避けて依頼し、片付け費用を抑えられるようにしましょう。
あらかじめ片付け業者の繁忙期を理解し、それに沿って片付けの計画を考えると良いです。
不用品の買取を依頼する
片付け業者の費用を抑えるためには、不用品の買取を依頼する方法もあります。
価値のある物や比較的きれいな物、新品の物などは、買取を実施している業者なら査定してくれます。
買い取ってもらえる不用品が多いと、その分片付け費用から引いてもらえるので、お得に業者を利用することができるのです。
捨てるにはもったいない不用品がたくさんあるときは、買取に積極的な業者を見つけて相談してみてください。
片付け業者の選び方
最後に、信頼できる片付け業者の選び方をご紹介します。
主に、以下の点を確認して、安心して任せられる片付け業者を選んでみましょう。
- 口コミや実績を調べる
- 片付けに関するサービスが充実しているところを選ぶ
- 無料訪問見積もりを実施しているところに相談する
口コミや実績が豊富だと、それだけ多くの人に支持されている業者であるとわかります。
利用した人の感想も知ることができるので、より相談しやすいでしょう。
また、実家の片付けということで、片付けに関するサービスが充実しているところを選ぶのもポイントです。
ハウスクリーニングや特殊清掃まで行なっている業者なら、徹底的に部屋を掃除してもらえます。
業者を比較する際に1社ずつ特徴を押さえ、困ったときにいつでも相談しやすいところに依頼しましょう。
実家の片付けは業者に頼むのがおすすめ!依頼前には費用のチェックも忘れずに
実家を片付けるとなると、間取りや不用品の量などによって自分たちでは対処しきれないことも多いです。
そのようなときは、片付けを得意とする専門業者に相談することで、無事に解決してもらえます。
依頼する前には費用相場や内訳などを確認し、相見積もりをとって比較した上で1社に絞り込みましょう。
片付けのプロに任せることで、実家をすっきり片付けることができます。