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汚部屋掃除

汚部屋レベルとは?状態別の掃除方法や業者へ依頼した場合の相場について

汚部屋レベルとは?状態別の掃除方法や業者へ依頼した場合の相場について

部屋が散らかり、手がつけられなくなった状態を「汚部屋」と呼びます。

しかし、どのレベルから汚部屋に該当するのか?汚部屋をレベルで分けたら自分の部屋はどのレベルか?と気になる方もいるでしょう。

今回の記事では、汚部屋のレベルを分類する目安や掃除方法について詳しくまとめました。

片付け専門業者に汚部屋掃除を依頼した時にかかる費用相場も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

汚部屋はどのような状態を指すのか?

汚部屋とは、文字通り散らかっている状態の部屋を指します。

散らかっている物は、洋服・本・ペットボトルのゴミなどさまざまです。

物が散乱のみでなく、汚れが蓄積している状態も汚部屋であると言えます。

部屋が散らかっていると掃除も難しくなるため、汚部屋は不衛生なケースが多いです。

汚部屋とゴミ屋敷の違い

汚部屋と似た言葉に、「ゴミ屋敷」があります。

汚部屋とゴミ屋敷はどちらも家が散らかった状態を指しますが、ゴミ屋敷は大量のゴミが蓄積され、悪臭や害虫などが発生した状態です。

ゴミ屋敷は汚部屋よりも改善が難しく、近隣住民にも迷惑がかかってしまうでしょう。

ゴミ屋敷の問題に向き合うことは、本人のみの力では難しいと言われています。

汚部屋のチェックリスト

自宅が汚部屋なのか知りたいと考えている方は、このチェックリストを活用してみてください。

以下のリストで11個以上チェックが入る状態は、汚部屋であると自覚するべきです。

  • リモコンがどこにあるか分からない
  • 脱いだ服がそのまま放置されている
  • 常にゴミが数個散乱している
  • 飲みかけのペットボトルが何本もある
  • ゴキブリがよく出る
  • 悪臭がある
  • ゴミ箱がゴミで溢れている
  • 食べかすが落ちている
  • 掃除をほとんどしていない
  • 何ヶ月もゴミを捨てていない
  • 収納が物で溢れて使えない状態
  • 同じ本が何冊もある
  • 物のせいで部屋の中を移動しにくい
  • カビが生えている物がある
  • 賞味期限が切れた食品がある
  • 壊れた家電を放置している
  • ベランダにも物が置いてある
  • 一度も着ないままの服がある
  • 行方不明の物がいくつもある

汚部屋レベルとは?汚部屋の状態別にレベル分け!

汚部屋レベルとは?汚部屋の状態別にレベル分け!

汚部屋は状況によってレベル分けできます。

「自宅が汚部屋かもしれない」と感じている方は、まずそのレベルについて考えてみてください。

汚部屋レベル1:床に放置されている物があるが簡単に片付けられる

床に収納しきれない物が多少散らばっているものの、簡単に片付けられる状態です。

具体的には、以下の例を参考にしてください。

  • 床に服や本など収納に入りきれない物が置いてある
  • 洗濯物が椅子や机の上に置きっぱなし
  • 収納が物で溢れて荒れている

「ごちゃごちゃした散らかっている部屋」という印象を受けますが、忙しい日々を送る方であれば誰にでも起こり得る状態だと言えるでしょう。

1時間〜2時間片付けをすれば、家の中を整えられるレベルです。

汚部屋レベル2:散らかっているだけでなく水回りが汚れている

レベル1の状態に水回りの汚れが追加されたレベルです。

レベル1と大きな差がないように思いますが、キッチン・トイレ・お風呂場などの水回りに汚れが蓄積しています。

  • シンクに洗っていないお皿が何日分も積み上がっている
  • 生ゴミから虫が発生している
  • お風呂やトイレに水垢やコケが発生している

水回りを放置すると汚れが溜まり、掃除の時にかかる手間も増えてしまいます。

このような状態から部屋をきれいにするためには、半日以上の時間が必要だと言えるでしょう。

汚部屋レベル3:足の踏み場がない・不衛生

汚部屋レベル3になると、床に物が溢れて室内での移動に問題が出てきます。

また、生ゴミから発生する臭いや害虫の問題も起こりやすいです。

汚部屋レベル3では、レベル2の状態に以下のような要素がプラスされます。

  • 食べかけのものが放置されて腐っている
  • 排水溝が詰まっている
  • ゴミが溜まっている
  • 家全体が埃っぽい

衛生上の問題もあり、汚部屋としては深刻なレベルだと言って良いでしょう。

汚部屋レベル3の部屋は、丸一日掃除をしてようやく整えられる状態です。

汚部屋レベル4:ゴミ屋敷一歩手前の深刻な状態

汚部屋レベル4になると、部屋で普通の生活を送ることが難しくなってきます。

足の踏み場がないだけでなく、寝る場所・座る場所も確保しにくいためです。

家の中にあるゴミの量も増え、居室のみでなくお風呂場やトイレまでゴミに侵食されてしまうケースもあります。

汚部屋レベル4の状態を整えるためには、1週間〜1ヶ月程度の時間が必要です。

汚部屋レベル5:個人での改善が難しいゴミ屋敷

汚部屋レベル5になると、住宅内がゴミで溢れかえっているケースが多く、汚部屋ではなく「ゴミ屋敷」に分類されます。

ゴミから害虫や異臭が発生し、近隣住民にも迷惑をかけるでしょう。

蓄積した汚れも簡単に掃除できる状態ではなく、個人での対応は難しくなります。

また、ゴミ屋敷の住人は鬱など精神的な問題を抱えてしまっているケースも多いことから、専門家の介入が必要だと考えてください。

なぜ部屋が汚部屋になってしまうのか?汚部屋に暮らす人の特徴

なぜ部屋が汚部屋になってしまうのか?汚部屋に暮らす人の特徴

そもそもなぜ汚部屋が生まれてしまうのでしょうか?

ここでは、部屋が散らかりやすい方の特徴をまとめました。

物を買い過ぎてしまう

まず、汚部屋には物が多いです。自宅で収納するべき物が増えれば増えるほど、片付けの難易度が上がります。

自宅の収納のキャパシティを考えずに物を増やしていけば、家が物で溢れてしまうのです。

使わない物まで買ってしまう方のみでなく、必要な物を多めに買ってしまう傾向がある方は、汚部屋になるリスクの存在を知っておいてください。

特にストレスの解消方法が買い物の方は、注意するべきです。

物を捨てられない

物を買い過ぎる+物を捨てられない方は、部屋が散らかりやすいです。

長期間使用していない物・今後も使う予定がない物を溜め込んでおくと、本来必要な物を収納するスペースがなくなってしまうでしょう。

また、ゴミの分別や粗大ゴミの処分方法が分からないという理由で、物を捨てずに放置する方もいます。

整った家には不要な物が少ないという事実を知っておいてください。

使った物を元の場所に戻せない

自分が使った物を元の場所に戻す癖がない方は、少しずつ部屋が散らかる傾向があります。

例えばハサミを引き出しから出して使い、テーブルの上に置きっぱなしにして何週間も放置した結果、ハサミを見つけられなくなり再度購入するような流れに陥ってしまうのです。

使った物を元の場所に戻せないタイプの方は、家の中でよく物が無くなります。

汚部屋で生活するデメリットとは?

汚部屋で生活するデメリットとは?

「家が汚くても普通に生活を送れていれば問題がない」と考える方もいるでしょう。

しかし、汚部屋で生活をすることには多くの問題が潜んでいます。

汚部屋で暮らすデメリットを知っておいてください。

害虫や埃の影響で健康を損なう

汚部屋は物が溢れている状態であり、衛生的な環境を保つことが難しくなります。

そのため、ゴキブリ・ダニ・ハエなどの害虫が繁殖しやすいだけでなく、埃やカビの影響で健康を損なってしまう恐れがあるでしょう。

一度繁殖してしまった害虫を自分で駆除するためには、多くの時間と手間がかかります。

【参考】報道資料|「ごみ屋敷」対策に関する調査(総務省)

脳を疲れさせてしまう

「散らかっていても気にならない」と考えている方でも、ごちゃごちゃと物が溢れている空間で暮らすことで、脳を疲れさせてしまいます。

また、片付けができない状態の自分に対して、心のどこかでストレスを感じ続ける方も多いです。

自分では平気なつもりでいても、汚部屋で過ごす時間が長いほど疲れやストレスが蓄積しやすくなると言えるでしょう。

家族の関係が悪くなる(同居の家族がいる場合)

同居する家族がいる場合は、自分が平気でも相手が汚部屋にストレスを感じている可能性があります。

部屋を片付けて欲しい気持ちがあるのに、部屋を散らかされる・片付けてもらえない状態は、家族の関係を悪くするでしょう。

「汚くても平気」な人にとって問題のない状態の汚部屋は、他の方には大きなストレスになります。

汚部屋を改善して綺麗な部屋に暮らすメリットとは?

汚部屋を改善して綺麗な部屋に暮らすメリットとは?

汚部屋を整え、綺麗な部屋で暮らせるようになると、いくつものメリットを得られます。

自宅が汚部屋だと感じているのなら、状況を変える努力を始めましょう。

汚部屋で発生しがちなストレスがなくなる

本人が気づいていなくても、汚部屋での生活には小さなストレスが積み重なっているものです。

例えば、探し物が見つからない・部屋の中を移動しにくい・物が溢れていて落ち着かないなどのストレスを、毎日蓄積することになるでしょう。

汚部屋の問題を解決すれば、このようなストレスから解放されます。

家事や勉強に集中しやすい環境を整えられる

物で溢れている部屋では視界にさまざまな情報が飛び込んでくるため、家事や勉強に集中しにくくなります。

すっきりと整頓された部屋での作業は集中力が高まり、より良い成果につながるでしょう。

集中力が続かないと感じている方は、まず部屋を片付けてみてください。

お金を無駄遣いせずに済む

汚部屋では物の場所が定まっていないため、家の中で物がなくなることが多く、何度も同じ物を買う羽目になります。

また、汚部屋を片付けられない自分に不満を感じ、ストレスの捌け口として買い物をし過ぎる方もいるでしょう。

お金を節約したいと考えている方は、部屋の状態を見直すことから始めるべきです。

自分で汚部屋を掃除する方法

自分で汚部屋を掃除する方法

汚部屋の問題を解決したいと考えている方は、次のような取り組みをスタートしてください。

汚部屋のレベルによっては片付けを完了させるまでに多くの時間が必要ですが、少しずつ進めていくと良いでしょう。

1.不要な物を捨てる

物が溢れている状態では、片付けは進みません。汚部屋の片付けは、家の中にある不要な物を処分することから始めましょう。

ゴミ・長年使っていない物・複数持っている物は、不要であると考えて物を減らしていきます。

「いつか使うかもしれない」などと悩むことはやめ、可能な限り家の中の物を少なくします。

物を捨てる行為に抵抗を感じる方は、不用品をリサイクルショップに持っていく・寄付できる場所を探しても良いでしょう。

2.収納のルールを決める

家の中にある物を自分で管理できる量まで減らしてから、収納を見直していきます。

どこに何を置くのかという「物の定位置」をルール化することで、片付けをした後に再度部屋が散らかるリスクを減らせます。

ただし、細かな収納ルールは日々のストレスにつながるため、余裕がある大まかな内容にしてください。

例えば、「何でも入れて良い引き出しを用意して、週末に引き出しの中身を片付ける」などの余裕を持つと、ストレスを感じずに収納ルールを守れます。

3.片付けが進んでから掃除をする

家の中の物が減り収納が整ったら、床や机の上に物が散乱していない状態になります。

このステップまで進んだ段階で、部屋に掃除機をかけたり拭き掃除をしたりすると良いでしょう。

水回りには専用の洗剤を活用して、清潔な状態を維持してください。

汚れが蓄積している場合は掃除に時間がかかるため、プロの清掃業者を活用する手段もあります。

自分で片付けをすることが難しければプロに依頼するべき!

自分で片付けをすることが難しければプロに依頼するべき!

汚部屋レベル4以上になると、自分で部屋を片付けるハードルが非常に高くなります。

汚部屋レベル4以上の部屋の掃除には多くの時間と労力が必要なのです。

そのためプロに片付けと清掃を任せ、一度部屋の中をリセットしてもらうと良いでしょう。

プロに汚部屋の片付けを任せると、次のようなメリットが得られます。

短い時間で汚部屋の問題を解決できる

汚部屋の状態が悪ければ、掃除のために何日もの時間をかけなければいけません。

しかし、片付け専門業者は作業に慣れたスタッフが効率良く片付けを進められるため、数時間〜1日程度で作業を完了できます。

限られた時間で汚部屋の問題を解決したいと考えている方は、プロに片付けを依頼するべきです。

不用品を回収・買い取ってもらえる

不用品回収・買取に対応している業者を選べば、自宅の中にある不用品の処分のみでなく買取も依頼できます。

自宅に衣類や本などの不用品が多い方は、買取に強い業者を選ぶと良いでしょう。

買取によって得られた収入は、片付けの費用と相殺できます。

害虫駆除やハウスクリーニングも任せられる

汚れが蓄積した住宅の清掃や繁殖してしまった害虫の駆除を自分で行うことは困難です。

プロに部屋の片付けを依頼すれば、害虫駆除・ハウスクリーニングなどの専門的な知識が必要な作業も任せられます。

部屋が片付くだけでなく、清潔で衛生的な状態に戻してもらえるのです。

汚部屋の片付けをプロに依頼する時にかかる費用の相場

汚部屋の片付けにかかる費用は、部屋の状態・オプションの利用によって異なりますが、以下の相場を参考にすると良いでしょう。

間取り費用相場
1R/1K1.5万円〜
1LDK3万円〜
2LDK6万円〜
3LDK10万円〜
4LDK16万円〜

その他、オプションサービスとしてハウスクリーニングや害虫駆除のみでなく、リフォームに対応可能な業者もあります。

無料の見積もりを参考にすると良い

多くの片付け専門業者では契約前に無料の見積もりを作成しています。

実際に部屋の状態を確認した上で費用を見積もってもらうことで、必要なオプションも分かってくるでしょう。

部屋の片付けをプロに任せようと考えている方は、複数の業者から無料見積もりをとり、安心して片付けを任せられる業者を選んでください。

この際、見積もり金額のみでなく業者の対応も比較することが大切です。

自分にぴったりの業者が見つかれば、安心して部屋の片付けを任せられます。

まとめ

汚部屋は散らかっている部屋を指しますが、深刻なケースでは自分での改善が難しい状態に陥ります。

特に汚部屋レベル5の状態はゴミ屋敷と呼ばれ、自分だけでなく近隣住民にも迷惑をかけてしまうのです。

汚部屋の問題を解決したいと考えている方は、家の物を少なくして収納を見直すことから始めてください。

より短期間で確実に汚部屋を綺麗にしたい場合には、片付け専門業者を活用すると良いでしょう。

プロに部屋の片付けを任せると、片付けのみでなくハウスクリーニングや害虫駆除も行ってもらえます。 この記事を参考に、自分の部屋の状態を客観視し、必要な対策は何か考えてみましょう。

汚部屋のレベルってどんな分類があるの?

汚部屋は一般的に5段階に分類されます


  • レベル1:床に散らかったゴミはあるが、片付ければ人を招ける程度

  • レベル2:床がゴミで覆われ、生活には支障ないが悪臭やカビが出始める状況

  • レベル3:足の踏み場がなく、テーブルやソファも不衛生な状態に

  • レベル4:ドアや窓が開けられず、悪臭・害虫が発生する

  • レベル5:生ゴミや不用品が部屋を埋め尽くし、異臭や虫・カビが発生(ゴミ屋敷)

各レベルで何ができて、どこまで自力対応できる?


  • レベル1~2:自力でかなり改善可能。床のゴミを捨て、物を定位置へ戻せばOK

    ただし、レベル2には軽度の悪臭・カビもあるので、早めの対処がベター

  • レベル3:動線が一部不自由でもなんとか生活は可能。自力で片付けられますが時間と手間が必要

  • レベル4以上:悪臭や害虫が発生しており、自力では対応困難。掃除業者や害虫駆除サービスの利用を強く推奨

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この記事の監修者

ゴミ屋敷専門業者片付けコミットの代表

片付けコミット 代表取締役

土居 将人

元々リフォーム関係(職人)を10年経験し、その後訪問買取業に従事し、ゴミ屋敷や不要品の課題やお悩みを目の当たりし、何とかしたいという想いで、独立し延べ10,000部屋以上の片付けや清掃の携わってきた。

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